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2016年12月24日
(株)宝幸の一部商品における 「卵」及び「乳」の誤混入に関するお詫びと商品回収について

アレルギー物質の表示

食品に関する法律は、食品衛生法・JAS法・健康増進法の3つでルールが定められています。その中でも、アレルギー表示に関する法律は「食品衛生法」によって定められていました。
しかし、食品の表示全般に関わる制度が複雑で消費者や事業者にとってわかりにくい点もありました。
そこで、3つの法律の「食品の表示に関する規定」の部分を統合して「食品表示法」が制定され、平成27年4月1日に施行されました。
食品表示法は、アレルギー表示以外にも、消費者が食品を選択・購入する際に必要な情報を、よりわかりやすく確認できる表示制度となっています。
ここでは、食品表示法に基づいてアレルギーの表示制度についてわかりやすくご説明します。

1.アレルギー表示は、なぜ必要なのでしょうか?

近年、乳幼児から成人まで、特定の食物が原因でアレルギー症状を起こす人が増えており、中には死に至るほど重篤な症状の方もいらっしゃいます。そのため、食品中のアレルギー物質に関する正確な情報の提供が必要となりました。

この表示目的は、消費者にとっては、加工食品を選択する際に必要な情報を分かり易く得られるようになり、表示を見る事で食べても大丈夫な加工食品を選べるということにあります。

2.表示されるアレルギー物質とは?

では、実際に表示されるアレルギー物質とはどのようなものでしょうか。
現在、表示されているアレルギー物質には、必ず表示されるもの7品目と表示が勧められているもの20品目があります。特に必ず表示されるものを「特定原材料」といい、患者の方の数が多い乳、卵、小麦、えび、かにと、重篤な症状に至ることが多いそばと落花生の7品目が指定されています。
また、表示が推奨されている20品目は「特定原材料に準ずるもの」といい、「可能な限り表示をするよう努めること」とされています。

<義務品目>特定原材料7品目

必ず表示されるものは、乳・卵・小麦・そば・落花生・えび・かにです。

<推奨品目>特定原材料に準ずるもの20品目

表示が勧められているものは、下表の20品目です。

  • あわび
  • いか
  • いくら
  • オレンジ
  • キウイフルーツ
  • 牛肉
  • くるみ
  • さけ
  • さば
  • 大豆
  • 鶏肉
  • 豚肉
  • まつたけ
  • もも
  • やまいも
  • りんご
  • ゼラチン
  • バナナ
  • ごま
  • カシューナッツ

3.“気をつけましょう!”含まれていても表示されない場合があります。

ところが、ここまで述べてきた、義務表示の特定原材料7品目が含まれていても、表示されない場合があるので注意が必要です。 まず表示されるものとは、

  • 1.あらかじめ箱や袋で包装されている加工食品
  • 2.缶や瓶詰めの加工食品

一方、表示されないので、気をつけなければならないものは、

  • 1.店頭で計り売りされる惣菜・パンなどその場で包装されるもの
  • 2.注文して作るお弁当
表示される加工食品
・あらかじめ箱や袋で包装されている加工食品
・缶や瓶詰めの加工食品
表示されない加工食品
・店頭で計り売りされる惣菜
・パンなどその場で包装されるもの
・注文して作るお弁当
・アルコール

特定原材料7品目は、そのタンパク質が微量でも含まれている場合は表示されます(数µg/mlまたは数µg/g以上)。但し、運搬容器への表示や、食品中に含まれる特定原材料等の総タンパク量が、数µg/ml濃度レベル又は数µg/g含有レベルに満たない場合、知見が不足している香料などは表示が免除されています。

注)mg(ミリグラム)=10-3g、µg(マイクログラム)=10-6g

可能性表示の禁止
今までとは逆に、表記が禁じられている場合としては、確実な証拠がないのに、「卵が入っているかもしれません。」「卵が入っている場合があります。」のような「可能性表示」は禁止されています。これは、このような実際に含まれていないのに含まれているかどうかわからない表記を許すと、患者の方の食べることができるものをいたずらに狭めることとなるからです。