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2016年12月24日
(株)宝幸の一部商品における 「卵」及び「乳」の誤混入に関するお詫びと商品回収について

食物アレルギーの経過

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食物アレルギーは子供に多く見られるのが特徴で、即時型食物アレルギーで食後60分以内に症状が現われ病院を受診した患者さんの厚生労働科学研究班の全国調査では、0歳がもっと多く約33%で1歳までが50.7%と受診例の半数以上を占め、4歳以下の乳幼児が患者数の70%近くでした。年齢とともに受診例は減少していきますが、一方では20歳以上の成人も約9%みられました。成人の食物アレルギー患者も相当多数存在すると考えられます。

子供に食物アレルギーが多いのは、成長段階で消化機能が未熟で、アレルゲンであるタンパク質を小さく分解(消化)することが出来ないのがひとつの要因と考えられています。そのため、成長にともなって消化吸収機能が発達してくると、原因食物に対して耐性(食べられるようになること)がつく可能性が高いのです。
卵・乳・小麦などは入学前に8割程度は反応を起こさなくなる「耐性化」がみられます。
ピーナッツ・魚介類・果実・そば・種子類のアレルギーは、耐性化しにくいアレルゲン食品とされています。それぞれのアレルゲン食品、重症度により個別に経過の観察が必要です。

また、幼児期後半以降(成人も含む)に発症した食物アレルギーは治りにくいとされています。

国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
生体防御系内科部 アレルギー科 医長 大矢幸弘先生 監修