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2016年12月24日
(株)宝幸の一部商品における 「卵」及び「乳」の誤混入に関するお詫びと商品回収について

よくある質問

アレルギーマーチとは?

アレルギー症状が乳児期より年齢を重ねるとともに、発症部位を変えて次々と現れていくことをアレルギーマーチと呼びます。典型的には、乳児期には湿疹(アトピー性皮膚炎)や食物アレルギー、幼児期に気管支喘息、学齢期から成人期にかけてアレルギー性鼻炎に変化していきます。これは、乾燥した乳児の皮膚ではバリアが低下し、湿疹が生じると経皮的にアレルゲンが感作してアレルギー体質を作りやすくなるためであろうと考えられています。これを防ぐための研究が進められていますが、皮膚の乾燥を保湿剤で予防し、生じた湿疹を放置せず、早期に治療することが重要ではないかと考えられています。気管支喘息も早期に適切な治療を受けると重症化を避けることができます。

アナフィラキシーとは?

アレルゲンとなる食物を食べてから、アレルギー症状が皮膚症状などにとどまらず、呼吸器や消化器など複数の臓器に同時に強い症状が現われることを「アナフィラキシー」といいます。
そしてさらに血圧が下がり、意識障害など全身症状が急激に悪化してしまう症状を「アナフィラキシーショック」といい、命に関わる危険性があるので、早急に手当をする必要があります。
食物アレルギーの症状を発症した中で、約10人に1人がショック症状を起こしていると言われています。

【アナフィラキシーの症状】
かゆみ、じんましん、赤み(皮膚症状)、腹痛、吐き気、下痢(消化器症状)、声がかすれる、せき、呼吸困難、くしゃみ、鼻水、鼻づまり 等

【アナフィラキシーショック】
血圧低下や意識障害などを伴う、危険な状態

アレルギー体質とは?

アレルギー症状を起こしやすい体質のことで、血液中のIgEを作りやすい体質の人などがこれに当たります。

仮性アレルゲンとは?

アレルギー反応には、ヒスタミンやロイコトリエンなどの化学伝達物質が働いていますが、これらの物質に似た薬理活性を持つ成分を含む食物があり、この食物を食べたときにはアレルギーに似た症状が現れます。この食物を仮性アレルゲンと呼びます。アレルギーの方が食べると一層症状を加速するおそれがありますので控えることが望まれます。

具体的な物質名・含まれる食物はこちら

食物アレルギーは年をとると治るの?

食物アレルギーは、乳幼児の免疫や消化管の発達に伴い年齢とともに自然になおるケースが少なくありません。しかし、アトピー性皮膚炎がある場合、重症度に比例して食物アレルギーを発症する確率は高くなり、年と共に新たな食物アレルギーを発症する場合もあります。

牛乳でお腹がごろごろするのは食物アレルギー?

食物アレルギーではなく、乳糖不耐症の可能性があります。牛乳に含まれる「乳糖」を分解することができない体質の方が、牛乳や乳製品を摂ると下痢になります。

国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
生体防御系内科部 アレルギー科 医長 大矢幸弘先生 監修