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2016年12月24日
(株)宝幸の一部商品における 「卵」及び「乳」の誤混入に関するお詫びと商品回収について

最新のお知らせ

2017年

【全国】

食物アレルギーを皮膚のケアや治療で予防 ~国立成育医療研究センター

国立成育医療研究センター(東京都)は、食物アレルギーを皮膚のケアや治療によって予防する臨床研究を新年度から実施する。

2014年10月1日、同センターから発表された「アレルギー疾患の発症予防法を発見~アトピー性皮膚炎発症が卵アレルギー発症と関連」の研究を進めるもの。

乳幼児期にアトピー性皮膚炎を発症した子どもは食物アレルギーなどの他のアレルギー疾患を発症するリスクが非常に高いことが示唆されている。
食物アレルギーは、体を守る免疫機能が食物を異物とみなして攻撃し、皮膚症状や呼吸困難などを引き起こすが、アトピー性皮膚炎などで弱った皮膚から原因食物が侵入することでも食物アレルギーを発症することが近年確認され、弱った皮膚をケアし守ることで発症を減らそうというもの。

臨床研究の方法は、生後2~3か月のアトピー性皮膚炎の乳児650人を、炎症を抑える薬品を最初から塗って早期に湿疹をなくすグループと、主に保湿剤で徐々に湿疹をなくすグループに分け、数か月後に卵を食べさせてアレルギーの発症割合を比較する。その後どちらの治療もしていない皮膚炎の乳児も加えて経過観察し、食物アレルギーの予防法を探る。この臨床研究は約10の医療機関と連携する。

昨年の12月、同センターでは、離乳食を始める生後半年頃から固ゆで卵の粉末をごく少量ずつ摂取させることにより、1歳になった時に卵アレルギーを発症する子供が8割減少したという研究結果を発表しているが、今回はより早い段階での皮膚のケアで食物アレルギーの発症を予防する狙い。

国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
「アレルギー疾患の発症予防法を発見~アトピー性皮膚炎発症が卵アレルギー発症と関連」リリースはこちら

【全国】

2月20日は「アレルギーの日」~石坂夫妻がIgE抗体(免疫グロブリンE)を学会発表した日 

日本アレルギー協会では、1995年から2月20日を「アレルギーの日」と制定し、その前後1週間(2月17日~2月23日)を「アレルギー週間」としている。

これは1966年2月20日に免疫学者の石坂公成さん・照子さん夫妻がアレルギー反応を起こす原因物質IgEをアメリカの学会で発表したことを記念したもの。石坂夫妻は実験を重ねてIgEを発見し、その後、アレルギーを起こす仕組みも発見した。医学に関する著名な賞の一つであるガードナー国際賞などを共同受賞している。

今年もアレルギー週間に合わせて、全国各地でアレルギーに関するセミナーや講演会が開催される。

<セミナー、講演会の一例>

【主催:公益財団法人日本アレルギー協会
●第23回アレルギー週間中央講演会 「アレルギー性疾患の予防と治療の最前線」
主催:公益財団法人日本アレルギー協会、独立行政法人環境再生保全機構
日時:2017年 2月19日(日) 12:30~16:00
場所:日本教育会館一ツ橋ホール(東京都千代田区)
参加費無料。500名 申込制先着順(申込最終締切:2/15)
詳細はこちら

●日本アレルギー協会 各支部の2017年アレルギー週間行事

 

【主催:アレルギー児を支える全国ネット「アラジーポット」
●第13回アラジーポット学びの場講演会
日時: 2017年2月11日(土)13:00~16:15
場所:国立研究開発法人国立成育医療研究センター 研究所2Fセミナールーム(東京都世田谷区)
参加費無料。当日参加も可能。事前登録推奨。
詳細はこちら

 

【主催:食物アレルギー研究会
●第17回食物アレルギー研究会
日時:2017年 2月19日(日) 9:30~17:10
場所:昭和大学 上條講堂 (旗の台キャンパス)(東京都品川区)
参加費:会員2,000円、一般5,000円
事前登録なし、当日直接会場へ。
詳細: 開催概要プログラム

【全国】

卵アレルギー食べて予防  ~乳幼児からの少量摂取で1歳児の発症8割減少

12月9日、国立成育医療研究センターなどのチームは、離乳食を始める生後半年頃から固ゆで卵の粉末をごく少量ずつ摂取させることにより、1歳になった時に卵アレルギーを発症する子供が8割減少したという研究結果を、英医学誌ランセットに発表した。

ただし、実際の鶏卵摂取の可否、その方法については、必ずアレルギー専門医に相談し指導を仰いで欲しいと呼び掛けている。

チームは、アトピー性皮膚炎があり食物アレルギーを発症しやすいとされている生後6か月の乳児121人を対象に卵を食べる影響を調査した。

固くゆでた卵の乾燥粉末50ミリグラム(卵1個の300分の1に相当する量)を毎日食べさせた60人では、1歳の時点で卵アレルギーを発症したのは5人(約8%)だったが、卵を食べなかった乳児では約38%がアレルギーを発症し、発症率は食べた方が8割減少するという結果になった。

食物アレルギーに関しては発症を防ぐために、卵や牛乳などのアレルギーの原因食品を乳幼児に与えないという考え方もあったが、チームは、乳幼児からごく少量を食べさせておくことで、免疫の反応が抑えられたとみている。

 

国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
国立研究開発法人 国立成育医療研究センターのリリースはこちら