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2016年12月24日
(株)宝幸の一部商品における 「卵」及び「乳」の誤混入に関するお詫びと商品回収について

最新のお知らせ

2016年

【全国】

スマートフォンを用いた商品情報を提供

セブン&アイ・ホールディングス日本電信電話株式会社(以下 NTT)は、陳列棚に商品を置いたままスマートフォンのカメラで撮影することで商品情報を表示するシステムの共同実験を開始した。

現在、商品の原材料や食物アレルギー等の情報は、商品パッケージの裏面に記載されている場合が多く、確認の為には商品を手に取って裏面を確認する必要がある。 しかし、商品パッケージの表示スペースは限られているため、小さな文字で読みにくく、また、店舗側にとっては、商品を手に取る事で衛生管理上の問題などが懸念される。

このシステムは、NTTのAI技術 corevo™(呼称:コレボ)の一つであるアングルフリー物体検索技術を活用している。

商品のラベルまたはパッケージ上の7&iのロゴをスマホのカメラで撮影すると、撮影した写真に該当する商品名を誤りなく識別して、商品に紐付けられた商品情報(原材料や食物アレルギー情報等)、その他商品の様々な情報を閲覧できる仕組み。
また、外国人向けの母国語表記などにも対応する予定となっている。

実験場所は東京都内の複数店舗で、実験期間は2016年11月中旬から2017年1月下旬の予定。

 

株式会社セブン&アイ・ホールディングスと日本電信電話株式会社のニュースリリースはこちら

【全国】

世界初の技術で豆乳からチーズを量産化  ~不二製油株式会社

食用油脂の大手、不二製油株式会社は、世界発の食品加工技術(豆乳に含まれる油分と生クリーム状の豆乳クリームを分離する技術)で作る豆乳を発酵させたチーズの量産に成功した。

乳製品から作られるチーズと同様に、加熱するととろける画期的な新素材。動物性由来の原料を一切使用していない。

酸味・塩味が特徴のクリームチーズタイプの「豆乳クリーム大豆舞珠(まめーじゅ)」、まろやかな酸味とやさしい豆乳の味わいが特徴のマスカルポーネチーズタイプ「大豆舞珠(まめーじゅ)mou(ムー)」、ブロックチーズタイプの「大豆舞珠(まめーじゅ)ブロック」の3種類。

いすれも業務用として、学校給食や飲食店、食品メーカーなどに原料として販売される。

【兵庫】

学校給食 食物アレルギー献立 自動確認  ~給食向けシステム開発

兵庫県西宮市教育委員会は、子供の食物アレルギー情報と学校給食の献立をデータベースに登録すると、児童生徒ごとに食べられないメニューが一目で分かるシステムを市内のソフトウェア開発会社と共同で開発した。10月から一部の小学校で試験導入を行い、来年度に全小中学校に広げる方針。このシステム導入で献立の確認漏れの防止を図る。
卵や乳、エビ、ごまなど特定原材料等27品目のうち、児童生徒ごとにアレルギー症状が出やすい食材を学校が登録、給食の献立も原材料から入力し、献立表を表示・印刷すると食べられないメニューが自動的に網がけされる仕組み。

西宮市は住宅地としてファミリー層の人気が高まり、2015年の小中学校生徒数は4万315人と、10年前の2006年と比較して9%増加。食物アレルギーを持つ子供も1028人で、3倍以上になっている。
同市では、2013年1月と5月に計8つの小学校で11人の児童が、卵入りのレアジーズケーキや牛乳入りのスープで発症し、数人が救急搬送されている。
このため、2014年度から全小中学校でチェックシートを導入。保護者が毎月の献立表と原材料一覧を確認し、チェックシートに「×」や「」などの印を記入して学校へ提出。栄養教諭や担任がチェックシートを1枚ずつ確認して、給食を提供している。
それ以降、誤食は確認されていないが、「手作業のため見落としが不安」などの声が上がったため、システム化を進めていた。

同市の教育委員会は「食物アレルギーを持つ児童生徒の誤食は命に関わる。システム導入で、迅速で正確なチェックが可能になる」としている。
【全国】

災害食紹介:賞味期限5年 食物アレルギー対応レトルト食品 ~水、調理器具なしでも温かく

株式会社大潟村あきたこまち生産者協会では、東日本大震災などの被災者の声をきっかけに、災害時に水と調理器具を使わなくても温かく食べる事が出来るレトルト食品を提供している。
 
賞味期限は5年。商品アイテムはごはん、おかゆ、スープなど各3種類ずつ計9種類で、特定原材料等27品目と貝類を使用しない専用工場で製造している。
さらに、製造ロット毎に、表示義務のある特定原材料7品目(特定原材料7品目(乳・卵・小麦・そば・落花生・甲殻類(えび・かに))について簡易キットを使用して検査を行い、含まれていない事を確認している。
 
また、使用する原材料についてコンタミネーションが無いことなど、仕入先のアレルゲン管理を確認した上で原材料を仕入れるなどの態勢も整えている。
 
小さなお子様からご高齢の方まで、非常時でも温かな食事を召し上がっていただきたいという想いから開発した商品。
 
基本セットの種類は、「ごはんとスープのセット」と「おかゆとスープのセット」の2種類。発熱剤、加熱袋、水、ウエットティッシュ、スプーンもセットされ、1日分はA4サイズの取っ手付きの箱入りで、3日間分のセットとなっている。


株式会社あきたこまち生産者協会 非常食3点セット商品情報はこちら
【沖縄】

ジーマミ豆腐など沖縄ならではの料理でアナフィラキシー発症が増加

沖縄の郷土料理ジーマミ豆腐を食べてアレルギー症状のアナフィラキシー反応を起こして救急搬送される観光客が増加傾向にある問題で、県立北部病院が2012年~2015年度の過去4年間を調査した結果、アナフィラキシー反応を発症すると重症化しやすい15歳未満の小児患者のうち約50%を観光客が占めることがわかった。
同病院が2012年~2015年度の4年間に救急対応したアナフィラキシー患者は、15歳以上が86人、15歳未満が67人の計153人で、小児患者67人のうち、観光客が約半数の33人を占めていた。さらに、ジーマミ豆腐を食べて救急搬送された患者10人は全員が観光客だった。
ジーマミ豆腐は「豆腐」と入っているが、大豆が原料ではなく、ピーナッツ(落花生)とさつまいものでん粉で出来ている。また、ジーマミ豆腐の他にも、原材料が推測しにくい沖縄ならではの食物は他にもある。例えば、ミミガーは豚の耳、にがなの白和えなどがごま和えではなくピーナッツバター和えになっていたり、沖縄そばはそば粉は入っていないが小麦粉と卵が入っているなど。定食の小鉢などに普通の豆腐ではなくジーマミ豆腐が使われていたり、さらには、マンゴーやパイナップルのフレッシュジュースやシャーベットに乳製品が含まれているものもある。
この様な中で、食物アレルギー対策として、商品説明に加え、原材料表記、注文の際の声掛けを徹底するなど取組みを行う飲食店も増えてきているが、観光客自身が食品の情報に注意を払うことも重要である。
 
沖縄観光情報WEBサイト  「ジーマーミ」=「ピーナッツ」の周知について
 
【全国】

食物アレルギーでも安心 沖縄旅行ガイドブックが人気

今年2月に発売された食物アレルギー対応のファミリーで楽しめる沖縄おでかけガイド「アレルギーっ子ファミリーおでかけブック」がじわじわと人気になっている。
この本は、沖縄をオモシロクするコンパクトサイズのセレクトブック“沖縄100シリーズ”の別冊として発売された。
 
沖縄県内のテーマパークやホテル、レストランなど42施設について、食物アレルギー対応メニューなどを写真付きで紹介しているほか、特定原材料7品目とそれに準ずる20品目を使用しているメニューについては、使用している原材料をイラストマークで分かりやすく表記している。
また2泊3日のモデル旅行プランや、もしもの時に頼れる専門医がいる沖縄県内の医療機関や救急病院の連絡先、緊急時の対応方法なども記載している。
 
このガイドブックの編集部は「医学や食品の基礎知識を備えた専門家が監修した本誌で、これまで旅行をあきらめていた県外の方にも沖縄旅行を楽しんでいただくきっかけになれば」とメッセージを添えている。
 
 
タイトル:アレルギーっ子ファミリーおでかけブック
価格:700円
造本:B6変形・112ページ
発行元:100シリーズ出版プロジェクト
沖縄県内の主要書店や100シリーズ公式サイトなどで購入できる。
 
【全国】

食物アレルギー児への給食 保育所の3割で誤配・誤食

食物アレルギーのある子どもの給食について、間違えて配膳してしまう「誤配」や他の子どもに配膳された食べ物を食べてしまう「誤食」が、保育所の約3割で起きていたことが厚生労働省の調査速報でわかった。調査対象となった全国約3万3千施設のうち、3月初めまでに回答した全体の4割強の約1万4千施設を集計した結果という。

集計によると、4138施設が「平成27年度に誤配・誤食があった」と回答。実際にアレルギー症状が起きていたのは1589施設だった。そのうち、重症化したアナフィラキシーを経験したのは654施設で、うち31施設では「あまり迅速に対応できなかった」との回答があり、対応に課題があることがわかった。

誤配・誤食の原因は「間違えて配膳した」(1890施設)が最多で、「他の子どもに配膳した食べ物を食べた」(727施設)、「原材料の見落とし」(586施設)、「調理担当から保育士への伝達漏れ」(447施設)との回答が順に続いた。

調査対象となった食物アレルギーのある子ども約5万1千人のうち、約8%に当たる約4千人が1年間に保育所でアレルギー反応を起こしており、原因となる食材は鶏卵が最も多く、牛乳などの乳製品、魚類、小麦と続いた。また保育所に入ってから食物アレルギーが判明した子どもも1700人余りおり、原因食材でキウイフルーツを含む果物、魚類が目立った。

【全国】

災害支援および被災時の主な食物アレルギー関係の相談窓口のご紹介

平成28年4月14日から連続して発生しました「平成28年熊本地震」により被災された皆様には心よりお見舞い申し上げます。

被災地にいらっしゃる食物アレルギーをお持ちの方やそのご家族は、食物アレルギー対応食品の入手に不安を持たれているのではないでしょうか?

また、そのような被災者の方を支援したいけれど、個人としてどう対応してよいかわからないという方も多いのではないでしょうか?

被災者の方々への支援を実施しておられる食物アレルギー関係団体へのご協力であれば、確実に食物アレルギーでお困りの皆様のお力になれるのではと考えます。そこで、被災地への支援を行っておられる主な食物アレルギー関係の学会、研究会及びNPOの連絡先をご紹介いたします。皆様のご参考になれば幸いです。

●日本小児アレルギー学会

  • ・被災者からのアレルギー相談
  • ・アレルギー対応支援物資の受け入れ
  • ・アレルギー疾患 災害対応パンフレットの提供 等

●食物アレルギー研究会

  • ・被災者からのアレルギー相談
  • ・アレルギー対応支援物資の要望受付、情報提供 等

●アレルギー支援ネットワーク

  • ・被災者からのアレルギー相談 等

●アトピッ子地球の子ネットワーク

  • ・アレルギー対応支援物資の受け入れ
  • ・被災者へのアレルギー対応支援物資のお届け
  • ・アレルギー患者支援活動、支援ポスターの提供
  • ・寄付の受付 等

●アラジーポット

  • ・被災者からアレルギー相談 等
【全国】

学習まんが「食物アレルギーのひみつ」が発刊~全国の小学校と公立図書館へ寄贈~

一般財団法人ニッポンハム食の未来財団(山田良司理事長)は株式会社学研プラスとタイアップして、同社のロングセラー大人気シリーズのまんがひみつ文庫から「食物アレルギーのひみつ」を3月29日に発刊した。全国すべての小学校(約22,300校)と公立図書館(約3,200館)に寄贈される。

株式会社学研プラスのまんがひみつ文庫は1972年からのロングセラー大人気シリーズ。

「食物アレルギーのひみつ」は、子どもたちに、マンガで気軽に楽しく、知っているようで知らない「食物アレルギー」について正しく理解してもらえるよう作成された。内容については、第一線で活躍する5人の食物アレルギーの専門医だけでなく、学校現場で食物アレルギーの子どもたちの学校生活を保護者とともに支える教職員から養護教諭や栄養教諭を加えた万全の布陣で監修を行っているという。

食物アレルギーの子どもたちはもちろん、そうではない子どもたちにも食物アレルギーについて正しい知識を持ってもらい、食物アレルギーを皆で理解し協力していってほしいという思いから全国の小学校、公立図書館へ寄贈することにしたとのこと。ウェブサイトでも2019年3月まで無料で閲覧可能という(2016年4月中旬公開予定)。なお、書店での発売は予定されていない。

また「食物アレルギーのひみつ」の発刊と同時に「食物アレルギーのひみつ 10のQ&A」という小冊子も発刊された。「食物アレルギーのひみつ」の解説部分を抜粋して基礎知識をQ&A形式にまとめた内容の冊子となっており、ニッポンハム食の未来財団主催のセミナー等で配布予定とのこと。こちらはニッポンハム食の未来財団のウェブサイトからダウンロードが可能となっている。

ニッポンハム食の未来財団ウェブサイト「食物アレルギーのひみつ」はこちら

【全国】

アレルギー対策に基本指針~厚労省が有識者協議会を設置~

厚生労働省は、花粉症や食物アレルギーなどのアレルギー疾患患者を減らすため、アレルギー対策の基本指針策定に着手する。これは昨年12月25日に施行されたアレルギー疾患対策基本法に基づいたもの。大学医学部の教授や専門医や患者団体からなる有識者協議会を設置し、夏までに指針をまとめる。

協議会での議論を踏まえて、策定される基本指針には全国の病院や診療所の医療水準の底上げやアレルギー疾患に関する啓発や知識の普及、発症の予防策などが盛り込まれるという。

アレルギー疾患として対象となるのは花粉症、食物アレルギーの他、気管支ぜん息、アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、アレルギー性結膜炎等。日本では国民の約3人に1人が何らかのアレルギー疾患に罹患した経験があるという。

現状では地域によってアレルギー疾患の診断や治療の水準にバラつきがみられるため、各地方に拠点となる病院を指定し、医師らが研修を受けられる体制づくりを検討する。

アレルギーは体への侵入物を体内の免疫が必要以上に攻撃して起こるが、最近の研究で防御機能が落ちた肌から異物が入り込んで、症状が起きることが分かってきた。アトピー性皮膚炎には乳児の肌を保湿剤で保護することが有効とされており、健診などを通じてこのような予防方法を周知することの重要性についても議論される予定だという。

また、ピーナッツなどを乳児が摂取した方が摂取しない場合より食物アレルギーになるリスクが低いことも判明している。アレルギー食品の摂取を控えるといった誤解の解消も議題となる。

【全国】

日本食品標準成分表、5年ぶり改訂~食品数を15年ぶりに拡充~

文部科学省は「日本食品標準成分表」を5年ぶりに7訂版に改訂した。この成分表は学校や病院の給食、外食産業のメニュー作り等に広く使われている。今回は健康志向やアレルギー対策で食べる機会が増えた発芽玄米や米粉パンを新たに掲載するなど15年ぶりとなる収載食品の拡充や、糖尿病患者向けに主な食品の炭水化物量を正確に算定するという大幅な改訂となった。

今回は収載食品数を改訂前より約300品増の2,191品目とした。刺身や天ぷら等の伝統食、五穀やあまに油などの健康志向を反映した食品、米粉パンや米粉めんなどの食物アレルギーに配慮した食品やとんかつやから揚げなど栄養成分表示の義務化に対応した調理食品が拡充された。

また、糖尿病対策のため炭水化物の記載を充実した。従来は食品全体から水分や他の成分を差し引いた量を掲載し、正確性が劣っていたが、今回は854食品について炭水化物を構成するでん粉、糖類等を直接分析して炭水化物成分表を新たに作成した。

さらに、今回の改訂版は現在の社会的ニーズに対応し、成分表のデータファイルをインターネット上に公表した。

日本食品標準成分表は1950年から作られており2000年以降は5年毎に改訂されている。栄養指導や生活習慣病の予防などの観点から学校給食や病院等の給食の場や食事療法の問題等を抱える一般家庭でも活用されているほか、教育・研究や行政においても広く活用されている。

「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」はこちら

【全国】

鹿肉缶詰の開発~アレルギー対応の災害保存食用に~

大阪府立大学の研究グループが鹿肉を利用した食物アレルギー対応の缶詰を開発した。災害備蓄品としての活用が期待できる。災害用保存食は米や乾パンなどの穀類の主食が中心のため肉や野菜を使った「おかず」は少なく、野菜やたんぱく質が豊富なメニューが求められていた。

この缶詰は加熱ができない状況であっても美味しく食べられるおかずをコンセプトに開発された。鹿肉を高温で加熱殺菌しても硬くならないよう工夫し、冷たい状態での食感や特有の臭みを取り除く改善を行った。また、調味料も粟醤油を使用するなど「特定原材料27品目」を使用しないよう配慮した。更には金属アレルギーの方にも配慮して食材が直接缶に触れないようにパックされた状態で保存されているという。

この缶詰はジェイ・インターナショナル(神戸市)が製造し、主に自治体や医療機関向けに販売する予定。かぼちゃのそぼろ煮や中華風甘酢煮など5種類が順次発売されるという。

大阪府立大学によるプレスリリースはこちら