食物アレルギーを引き起こすアレルゲン食品として卵、牛乳、小麦の割合が多くなっています。その他、さばやいかなどの魚介類、バナナやキウイフルーツなどのフルーツ、大豆、ピーナッツ、そばなどがあります。これらのアレルゲン食品は年齢によって割合が異なります。また年齢と共に原因食物は変化していきます。
国立研究開発法人 国立成育医療研究センター
アレルギーセンター長
大矢幸弘先生 監修
(アレルギー 65(7) 942-946. 2016(平28) 図2より一部改変)
0歳
N=884 |
1歳
N=317 |
2、3歳
N=173 |
4-6歳
N=109 |
7-19歳
N=123 |
20歳以上
N=100 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
No.1 | 鶏卵
57.6% |
鶏卵
39.1% |
魚卵 20.2% |
果物 16.5% |
甲殻類
17.1% |
小麦 38.0% |
No.2 | 牛乳 24.3% |
魚卵 12.9% |
鶏卵 13.9% |
鶏卵 15.6% |
果物 13.0% |
魚類 13.0% |
No.3 | 小麦
12.7% |
牛乳 10.1% |
ピーナッツ 11.6% |
ピーナッツ 11.0% |
鶏卵 小麦 9.8% |
甲殻類 10.0% |
No.4 | ピーナッツ 7.9% |
ナッツ類 11.0% |
ソバ 魚卵 9.2% |
果物 7.0% |
||
No.5 | 果物 6.0% |
果物 8.7% |
ソバ 8.9% |
各年齢群毎に5%以上を占めるものを上位5位表記
(アレルギー 65(7) 942-946. 2016(平28) 表1より一部改変)
0歳
N=119 |
1歳
N=280 |
2、3歳
N=311 |
4-6歳
N=265 |
7-19歳
N=203 |
20歳以上
N=50 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
No.1 | 鶏卵
49.6% |
鶏卵
48.6% |
鶏卵 37.0% |
鶏卵 40.0% |
鶏卵 19.2% |
小麦 34.0% |
No.2 | 牛乳 32.8% |
牛乳 34.3% |
牛乳 36.3% |
牛乳 30.6% |
牛乳 17.2% |
甲殻類 22.0% |
No.3 | 小麦
16.8% |
小麦 11.4% |
小麦 14.1% |
ピーナッツ 11.7% |
ピーナッツ 16.3% |
ソバ 10.0% |
No.4 | 小麦 9.8% |
小麦 11.3% |
果物類 魚類 8.0% |
|||
No.5 | 甲殻類 9.4% |
各年齢群毎に5%以上を占めるものを上位5位表記
(アレルギー 65(7) 942-946. 2016(平28) 表2より一部改変)