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アレルギー物質の表示

2.知って安心豆知識

食品の原材料表示欄に表示されるもののうち、耳慣れないものや分かりにくいものについてご説明します。
「食品表示法」では、特定原材料7品目に由来するまたは含んでいる「添加物」についてもアレルギー物質を記載することになりました。
しかし、表示の切替準備期間となる猶予期間中は表示方法が混在しますので記載される場合とされていない場合がありますので注意が必要です。 猶予期間については(その2)の「注意点」で説明しています。
原材料を見て、食べても大丈夫か不安な場合は医師に相談しましょう。

耳慣れない・分かりにくい原材料名について

レシチン(卵由来) 卵由来または大豆由来です
卵黄や大豆を原料としており、乳化剤として使われます。
レシチン(卵由来)と表示されている場合は卵が含まれています。レシチン(大豆由来)あるいはレシチンとだけ記載されている場合は卵は使用されていません。
卵殻カルシウム 卵由来です
卵の殻を原料としています。多くの場合、食品への使用量は微量です。ただし、含まれている食品を摂取する場合は、医師に相談しましょう。
ホエイ 乳由来です
牛乳に含まれるたんぱく質で、酸や酵素で固めた時に残る液体の部分(乳清)。牛乳を加熱すると表面に生じる薄い膜はこのたんぱく質です。
カゼイン 乳由来です
牛乳に含まれる主なたんぱく質で、熱では凝固しにくいのですが、酸で固まる性質があります。カゼインナトリウムは結着性に優れているので、アイスクリームやソーセージ類、お菓子、パンなどに使われています。
乳糖 乳由来です
牛乳に含まれる糖類。乳糖には牛乳たんぱく質が混入しています。ただし、その製品への使用量が少ない場合は食べられる場合もありますので、含まれる食品を摂取する場合は、医師に相談しましょう。
乳化剤 乳ではありません
混ざりにくい2つ以上の液体を乳液状またはクリーム状にする添加物です。
「乳」という文字がありますが、卵黄・大豆・牛脂等から作られますので、乳アレルギーの原因にはなりません。
乳酸カルシウム
乳酸ナトリウム
乳ではありません
「乳」という文字がありますが、乳由来ではなく化合物ですので、乳アレルギーの原因にはなりません。食品の他に医薬品にも使用されています。
乳酸菌 乳ではありません(菌類)
「乳」という文字がありますが乳成分ではありません。
発酵によって乳酸を産生する細菌の総称で、ヨーグルトや乳酸菌飲料などの乳製品の発酵によく利用されます。菌そのもは乳とは関係ありません。
カカオバター 乳ではありません
カカオ豆の脂肪分です。乳由来のバターの種類ではありませんので、乳アレルギーの原因にはなりません。食品の他に薬品や化粧品などにも使用されています。
小麦
グルテン 小麦由来です
小麦等の胚乳から生成されるたんぱく質の一種です。パンが膨らむのを助けたり、膨らみを保つ効果があります。そのため、米粉パン(米粉100%)と表示されていてもグルテンを使用している事がありますので注意が必要です。使用している場合は、原材料表示にグルテン(小麦を含む)と表示されます。
デュラムセモリナ 小麦由来です
デュラムはグルテンが多く含まれている硬質小麦という小麦の種類の名前で、セモリナとはこの硬質小麦の中心の芯の部分だけを使用して荒く挽いた粉のことです。パスタなどに使用されます。
麦芽糖 小麦ではありません
主にとうもろこしやじゃがいものでん粉を主原料としていますので、小麦アレルギーの原因にはなりません。水あめやビールの原料となります。
酵母 小麦ではありません
酵母は糖分に働きかけてアルコールと炭酸ガスに分解する働きをもつ発酵菌(イースト)です。パン酵母はパンを作る時に適した酵母で、パン(小麦)の成分を含むものではありません。
      
耳慣れない、わかりにくい食品例
食品例 たんぱく加水分解物 肉、大豆、小麦、魚、とうもろこしなどのたんぱく質をペプチドからアミノ酸まで分解したもので、「うまみ調味料」として使用されます。
でんぷん(スターチ) 多糖類の一種で、水に溶いて加熱すると糊状になります。じゃがいも、葛(くず)、とうもろこし、小麦、さつま芋、米、サゴヤシ、キャッサバなどを原料に作られています。
ゼラチン たんぱく質の一種で、水溶性のコラーゲンです。水に溶いて加熱したあと冷やすと固まります。主に牛、豚、鶏などから作られ、ゼリーなどのお菓子の他、ハム、ソーセージなどの結着剤としても使用されます。
耳慣れない、わかりにくい添加物例
添加物例 結着剤(結着材料) 食品の形状を保ったり食感を良くするために使用されます。例えばリン酸塩やカゼインナトリウム(乳由来)などがあります。
増粘多糖類 草木・海藻などから抽出した多糖類で、増粘剤や安定剤として使われます。グァー豆、とうもろこし、じゃがいも、いなごまめなどからも作られます。粘性があるので、お菓子、ドレッシング、練り製品、アイスクリームなどに使われます。増粘多糖類の中ではグアーガム、カラギーナン、キサンタンガム、ペクチンなどがよく使われます。
増粘剤 ゼラチンや増粘多糖類を原料とし、食品に粘性を与えたり調整に用いられます。ソースや焼き肉のタレなどに使われます。

3.その他の用語の手引き

食品の表示欄に表示されるもののうち、耳慣れないものをご説明します。

副材
添加剤や調味料などを使いやすくしたり、安定化させるために、溶かしたり固めたりするもの。油脂加工品やでんぷん加工品などがよく使われます。
加工助剤
加工食品を製造する過程で使われる添加物のことで、最終製品にはほとんど残らず、残ったとしてもそれ自身の働きは失っています。アレルギー表示の対象となります。
(例)油を抽出する時に使う溶剤。
由来
食品や原材料が何からできているかを表す言葉です。
キャリーオーバー
材料として加工品を用いた場合、それに含まれている添加物のうち、最終製品においてその働きを失っているものです。アレルギー表示の対象となります。
(例)クッキーに使用したマーガリンに含まれる乳化剤。
コンタミネーション
食品を製造する時に、機械や器具からアレルゲン(アレルギーを起こす原因となる物質)が意図せずに混入すること。