食物アレルギーり患率前回調査より2.2ポイント減少 ~アレルギー疾患に関する3歳児全部調査 令和元年度(東京都)
東京都で実施している、子供のアレルギー疾患に関する2019年度3歳児全部調査の結果が発表され、増加を続けていた食物アレルギーのり患状況が、前回の2014年度調査より2.2ポイント減少していることが分かった。
食物アレルギー、ぜん息、アトピー性皮膚炎など、何らかのアレルギー疾患であると診断を受けた割合も、前回調査より1.8ポイント減少し38.1%となった。各アレルギー疾患別では、ぜん息6.6%(1.9ポイント減)、食物アレルギー14.9%(2.2ポイント減)、アトピー性皮膚炎11.3%(0.2ポイント減)、アレルギー性鼻炎8.6%(0.5ポイント減)、アレルギー性結膜炎4.0%(0.9ポイント減)、じんましん12.6%(変動なし)、という結果となった。
食物アレルギーについては、調査初年度は7.9%、2回目が8.5%、3回目が14.4%、4回目が17.1%、と増加を続けていたが、5回目となる2019年に14.9%となり前回調査より始めて減少している。
また、同じ時期に行われた、子供を預かる施設を対象とした施設調査(2009年から5年毎)では、食物アレルギーのある子供を受け入れる(預かる)または軽度であれば預かる施設の割合は、前回2014年度の調査では84.8%だったが、今回は89.8%と5ポイント増加した。また、アドレナリン自己注射を処方されている子供の受け入れについても、受け入れるとする施設が60.3%から74.1%に13.8ポイント増加している。
調査方法・・・都内区市町村で実施した3歳児健康診査にて実施(回答者2,727人 32.7%)
2019年度3歳児全部調査、施設調査結果はこちら
※文章、データについて、東京都福祉保健局ホームページ 東京都アレルギー情報navi. より引用