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食物アレルギーの疑いの子ども 食べても約半数が症状出ず ~川崎医科大学

2019/05/31

エリア
岡山
公表年月
2019年6月
川崎医科大学(岡山県倉敷市)の尾内一信教授(小児科)らは、鶏卵や牛乳、小麦など特定の食物に対するアレルギーの疑いがある子どもたちに、実際にその食物を食べて症状が出るかを確認する試験を行った。その結果、実施した313件のうち、約43%(134件)には症状が現われなかったという報告をまとめた。

この調査報告は、川崎医科大学付属病院小児科において、2013年1月から2019年3月にかけて、幼児および小学生ら合計182人に行った、延べ313件の「食物経口負荷試験」の試験データを分析したもので、血液検査を基に、医師から避けるように指導された食物を少しずつ口にして、通常の1食分の食事に含まれる量まで増やしていく方法で実施された。

食物アレルギーの治療を目的に、本来であれば食べられる食物まで除去することで、栄養不足や成長障害を招く恐れがあることから、今回の結果は、あらためて正確な診断の必要性を示すことになった。

食物経口負荷試験」は、原因食物の確定診断(疑わしい食物を食べた時に、本当に症状が発症するか)、また症状が出た場合は、どの程度までなら安全に食べられるか等を確認するもので、専門医による指導と、適切な治療を受けることで、無用な食物除去を避けることができる。

ただし、「食物経口負荷試験」には危険も伴うため、自己判断をせずに、専門医による正しい診断を受けることが大切である。

川崎医科大学付属病院小児科のホームページはこちら

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