●病院に行く
病院での受診について

食物アレルギーの疑いがある場合は、速やかに病院を受診しましょう。病院を選ぶ際のポイントや、検査・治療ができる病院をご紹介します。

国立研究開発法人
 国立成育医療研究センター
 大矢 幸弘先生 監修

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医師に伝えたほうが良いこと

初めて症状が出た方は
まずはアレルギー検査のできる病院を探しましょう。
食事日誌に記録をして医師に見せましょう。より精度の高い診断をしてもらいたい場合は、アレルギー専門医・指導医のいる病院の受診をおすすめします。

食事日誌
(PDFファイル:1.0MB)

記載方法について

  • 記載する食物は初めて食べたか、2回目以降なら何回目だったかを記載しましょう
  • どのくらいの量を食べたのかを記載しましょう
  • 疑いのある食品がわからないこともあるので、症状が出現する24時間以内の食物は全て記録しましょう

知っておいたほうが良いこと

  • 食物アレルギーの症状として、皮膚症状(蕁麻疹)が最も多く、次に嘔吐や腹痛・下痢が多い傾向にあります。また、咳・呼吸困難・喘鳴、顔面蒼白、活気不良、意識消失、などもあり、学童期以降は口の中や喉が痒い・ぴりぴりするなどの症状から始まることもあります。
知っておいたほうが良いこと

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病院を探しなおすには

病院を探しなおしたい方は
初診の先生の診断結果に不安がある場合は、
成育アレルギー電話相談室で、別の病院の受診を検討したり、セカンドオピニオンや他院の受診をご希望の場合には、アレルギー専門医・指導医の情報などをご案内いたします。


成育アレルギー電話相談室

監修・協力

大矢幸弘先生

大矢 幸弘先生

国立成育医療研究センター
アレルギーセンター長

国立名古屋病院小児科、国立小児病院アレルギー科などを経て、2002年から国立成育医療センター第一専門診療部アレルギー科医長、2015年に国立研究開発法人への改組を経て現在に至ります。小児アレルギー疾患(気管支ぜんそく、アトピー性皮膚炎、食物アレルギー、消化管アレルギー)のガイドライン作成に委員として関わっています。


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オンライン診療のご案内

スマートフォン・パソコン・タブレットで病院の予約・問診・診察・処方・決済までをインターネット上で行うオンライン診療というサービスも昨今利用が増えています。 オンライン診療によって、食物アレルギー専門医・指導医の診察を受けることもできますので、ご活用もご検討してみてください。
※オンライン診療は新型コロナウィルス拡大により一部規定が変更されております。状況によって、変更される可能性もございますのでご了承ください。

医療機関・医師のご紹介

榎本真宏医師

のぞみアレルギーオンラインクリニック

榎本真宏医師


神戸大学医学部附属病院、トロント小児病院を経て大阪の高槻病院(大阪府)で、アレルギー外来、食物経口負荷試験等の対面診療を行っています。
新型コロナウイルス拡大を受けてオンライン診療に特化したのぞみアレルギーオンラインクリニックでも診療しています。
小児科専門医・指導医、アレルギー専門医、医学博士。

まずコレ!
食物アレルギー基礎情報

食物アレルギー初心者向け、まず押さえておきたい基礎情報