検査技術の開発​​

検査技術の開発検査技術の開発

日本ハム㈱中央研究所で研究開発している検査キットをご紹介します。​

検査キットの開発・販売​

食物アレルギーは少量でも反応する場合が多く、患者さんによっては命にかかわる症状を引き起こすこともあるため、適正な表示が欠かせません。​

食物アレルギーの表示制度が検討されると同時に、制度の適正な運用を支えるための食物アレルゲン検査技術の開発が求められ、日本ハム(株)は2000年厚労省(現・厚生労働省)の委託研究に参画しました。そして2002年に食物アレルギー対応商品を開発する過程で確立した、食品の原材料に食物アレルゲンが含まれていないかどうかを確認する手法を応用し、検査キット「FASTKITエライザシリーズ」を開発しました。​

その後も用途に応じて使い分けられるように、2003年には食物アレルゲンを約15分で検出できる「FASTKITイムノクロマトシリーズ」を開発(2009年に「FASTKITスリムシリーズ」としてリニューアル)。また、2005年には「FASTKITエライザシリーズ」を「FASTKITエライザVer.IIシリーズ」としてリニューアルし、厚生労働省医薬局食品保健部長通知「アレルギー物質を含む食品検査法」の一部改定(食安発第1011002号)に収載されました。さらに、2014年には「FASTKITエライザVer.IIシリーズ」を医薬用外毒物を使用しない「FASTKITエライザVer.IIIシリーズ」としてリニューアルしました。

これらは多くの食品メーカーや公的な検査機関で使用され、食の安全を見守るツールとして欠かせないものになっています。

FASTKIT エライザ Ver.IIIシリーズ​

FASTKIT エライザ Ver.IIIシリーズ​

原材料から加工食品まで幅広く適用が可能なため、原材料や最終製品における表示の検証に最適です。 ​
「乳」「卵」「小麦」「そば」「落花生」「大豆」の6品目があります。

FASTKIT スリムシリーズ​

FASTKIT スリムシリーズ​

原材料から加工食品まで幅広く適用が可能なため、原材料や最終製品における表示の検証に最適です。 ​
「乳」「卵」「小麦」「そば」「落花生」「大豆」の6品目があります。